鎌倉市には、海や山の景観を活かした傾斜地の住宅が多く、独特の魅力があります。
一方で、「平坦地より売りにくいのでは?」「いくらで売れるのか分からない」と不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、鎌倉市における傾斜地の家の価格相場や、少しでも高く売るためのコツ、実際の口コミから見える注意点までをわかりやすく解説します。
家を売る予定があるなら、早めに査定をしてみて、どのくらいで売れるのかを掴んでおきましょう。
下記のサイトから査定を申し込むことで、 思っていたよりも高い値が付くことが分かり、 喜んでいる人が増えています。
関連する口コミ・体験談を紹介
所在地:鎌倉市浄明寺エリア
物件種別:木造2階建て戸建て(傾斜地・高台、南向き)
築年数:築18年、中古で購入
購入価格:4,800万円(当時新婚で購入)
売出開始価格:5,280万円
最終売却価格:5,050万円
傾斜条件:前面道路から一段上がった擁壁上、階段でアプローチ、駐車場1台分は道路レベル
査定社数:大手2社+地元不動産2社
子どもが中学生になり、
駅近のマンションの方が通学も塾も楽だろうということで、
浄明寺の高台の家を手放すことにしました。
車があれば正直あまり不便はなかったのですが、
雨の日に坂を上って帰ってくる子どもの姿を見て、
そろそろかなと。
まずは大手仲介2社と、
鎌倉ローカルに強い地元業者2社へ査定依頼。
大手は「傾斜地なので流通性が…」とやや控えめで4,700~4,800万円。
一方、地元の1社は
「眺望と日当たり、浄明寺アドレスは根強いファンがいる」と
5,200万円スタートを提案してきました。
もう1社の地元は4,900万円くらい。
最終的には、
高めの価格提示をしてきた地元業者と専任媒介を締結。
担当者が鎌倉生まれで、
「坂や階段を好んで選ぶ人がいるので、
ターゲットをそこに絞りましょう」と
心強いことを言ってくれたのも決め手でした。
売出し後1か月は、
内覧は月2~3件ペース。
都内在住でセカンドハウスを探している50代夫婦や、
フルリモートで仕事をしている30代夫婦など、
やはり「眺望と静けさ」に惹かれて来る人が多かったです。
ただ、
実際に階段を上がってもらうと、
「年を取ったら厳しいかな…」という反応もあり、
2件ほど申込直前で見送られました。
そのタイミングで担当さんから
「少し値段を動かしましょう」と提案があり、
5,280万円から5,180万円へ見直し。
そこから2週間ほど経った頃、
横浜市内からの住み替え希望のご夫婦が内覧に。
旦那さんはサーフィンが趣味で、
「由比ガ浜まで自転車で行ける距離で、
海が直接見えなくても、
この緑と空の抜け感なら十分」と、
最初からかなり前向きでした。
奥さまも、
キッチンから見える山の景色を気に入ってくれたようで、
「坂は電動自転車で何とかします」と笑いながら、
その場で価格交渉に。
結果として、
少しだけこちらも譲歩して
5,050万円で合意となりました。
振り返ると、
傾斜地だからといって
一方的にマイナスになるわけではなく、
「その傾斜のおかげで得られるもの」を
きちんと伝えてくれる担当者に出会えたのが大きかったです。
また、内覧時には、
坂や階段のしんどさを隠さずに話し、
「ここは好きになってくれる人だけでいい」と
割り切ったのもよかったと思います。
急いで売る必要がないなら、
地元の不動産会社にじっくり付き合ってもらうのが
鎌倉の傾斜地では正解かもしれません。
所在地:鎌倉市稲村ガ崎
物件種別:海が少し見える傾斜地マンション(3階・メゾネットタイプ)
築年数:築25年、中古で購入
購入価格:3,350万円
売出開始価格:3,280万円
最終売却価格:3,150万円
傾斜条件:駅から坂道を10分以上上る立地、最寄りバス停から徒歩5分
査定社数:大手1社+地元1社
まずはネットの一括査定で、
大手仲介と稲村ガ崎の地元業者から
それぞれ査定を取りました。
大手は3,000~3,100万円くらいと、
かなり控えめな数字。
「傾斜地で駅からの距離もあるので、
賃貸需要の方が強いかもしれません」と、
売却にはあまり前向きではない印象でした。
一方で地元の会社は、
同じマンション内の過去の成約事例を
細かく見せてくれて、
「眺望と静けさに価値を感じる方が必ずいます」と
3,200~3,300万円を提示。
話を聞いた印象がかなり違ったので、
その地元会社に専任をお願いしました。
売出し開始から1か月ほどは、
内覧は週末に1~2組。
30代のサーファーっぽいカップルや、
都内からのDINKS世帯が多かったです。
皆さん、部屋から少しだけ見える海と、
夕焼けのきれいさには感動してくれるのですが、
帰り道の坂で「ふぅ…」という顔になるのが
毎回おもしろいくらい同じで…。
2か月目に入り、
なかなか申込が入らないので、
担当さんから「3,200万円を切ってみましょう」と提案。
3,280万円から3,180万円へ変更したところ、
内覧のペースが少し上がりました。
その中に、
鎌倉高校前近くの賃貸から住み替えを検討している
40代前半のご夫婦がいて、
「いまの賃貸もかなりの坂なので慣れてます」と
サラッと言っていたのが印象的でした。
そのご夫婦が
現地を2回見に来てくださり、
2回目のときはメジャーを持って
家具のサイズまで細かく測っていたので、
これは本気だなと。
ただ、
最初の希望価格は3,100万円。
こちらもローン残債があったので、
「せめて3,150万円で」と粘り、
最終的には
3,150万円で決着しました。
売却を終えてみての感想としては、
「傾斜地を怖がりすぎなくてよかった」というのが正直なところです。
坂がネックになる人は最初から候補にしないので、
問い合わせ自体が少ないのは仕方ない。
その分、
来てくれた人たちは
景色や静けさに価値を感じていて、
話が早い印象でした。
私はテレワークが増えて
駅近の平坦地に移りたかったのが売却理由ですが、
もし同じように稲村ガ崎あたりの傾斜マンションを売るなら、
「坂があるからこその良さ」を
写真とコメントでとことんアピールした方がいいと思います。
内覧前に坂の様子を正直に伝えておくと、
ミスマッチも減りました。
所在地:鎌倉市七里ガ浜東
物件種別:傾斜地の注文住宅(3階建て+ビルトインガレージ)
築年数:築12年、新築で建築
建築費+土地代:総額6,800万円
売出開始価格:7,280万円
最終売却価格:6,900万円
傾斜条件:南西向きの斜面、1階ガレージから玄関まで高低差あり、眺望良好
査定社数:大手2社+鎌倉専門の不動産1社
もともとサーフィンが趣味で、
七里ガ浜で家を建てるのが長年の夢でした。
子どもが独立して夫婦2人暮らしになり、
駅近の平坦なマンションに移ろうという話になったのが売却のきっかけです。
「最後はメンテが楽なところで」と妻に言われ、
泣く泣く決断しました。
この家はとにかく眺めが良く、
リビングから江ノ島と海が少しだけ見えるのが自慢。
その代わり、
敷地はがっつり斜面で、
設計士と悩みながら3階建て+ビルトインガレージにした経緯があります。
手放すにあたって、
まずは自分の中で「思い出価格」を捨てる作業が必要でした。
6,800万円かけた家なので、
正直7,000万円は切りたくない気持ちが強かったです。
査定は大手2社と、
鎌倉エリアに強い不動産会社1社に依頼。
大手の1社は6,500万前後、
もう1社は6,700万くらいの査定。
「傾斜地で3階建て、
エレベーターなしという点で
購入層がかなり絞られます」とのこと。
一方、
鎌倉専門の会社は
7,000万前後の売出しを提案してきました。
七里ガ浜の海がちらっとでも見える物件は
都内からの移住者にとても人気があるらしく、
「傾斜を魅力だと思う層が一定数います」と。
担当の30代男性がとても話しやすく、
実際にサーフィンをやっているということで、
ここならこの家の良さをわかってくれると感じ、
その会社と組むことにしました。
売出し後の感覚としては、
内覧数は決して多くありませんでしたが、
来る人の“温度”が高い。
初回から「ここでテレワークしたい」とか、
「ボードの置き場はここだな」とか、
具体的な話をしてくれます。
結果として、
3か月ほどで都内のIT系企業に勤める40代のご夫婦から申込が入り、
価格は
6,900万円でまとまりました。
途中で6,980万円→6,900万円に値下げしたのですが、
担当さんからの
「7,000万円を切ると検索でヒットしやすくなる」という
データに基づいたアドバイスが効いたと思います。
売却を終えてみての率直な感想は、
「傾斜地でも、きちんと価値を理解してくれる人はいる」ということ。
階段が多いとか、
高低差が大きいという点だけを見るとマイナスですが、
その分だけ視界が開けて、
プライバシーも確保されます。
査定時に一番信頼できたのは、
図面や数字だけでなく、
何度も現地に足を運んで
「この時間帯の光が一番きれいですね」と
具体的に話してくれた担当者でした。
傾斜地を売るなら、
そういう“現場感”のあるプロに任せた方が、
後悔しないと思います。
所在地:鎌倉市大町
物件種別:小規模マンション1階・専用庭付き(北側が崖地の傾斜地)
築年数:築30年、中古で購入
購入価格:2,400万円
売出開始価格:2,280万円
最終売却価格:2,200万円
傾斜条件:マンション自体が傾斜地に立地、北側は擁壁+崖、南側は日当たり良好
査定社数:鎌倉の地元不動産2社
このマンション、
住んでるときは本当に静かで、
裏の崖から鳥の声が聞こえるような環境で、
私はけっこう気に入っていました。
ただ、結婚を機に夫の勤務先に近い横浜へ引っ越すことになり、
売却することに。
正直、「崖があるし古いし、売れるのかな…」という不安は大きかったです。
売却活動を通して感じたのは、
「傾斜地=危ない」と決めつける人と、
「だからこそ静かでいい」と受け止めてくれる人が
はっきり分かれるということ。
成約までの結果としては、
最初の売出しから4か月ほどかかって、
最終的に
2,200万円で売れました。
想像していたよりは
ちゃんと値段がついた、というのが正直な感想です。
そこに至るまでの経過は、
なかなか一筋縄ではいきませんでした。
最初は2,280万円で出して、
1か月目は内覧が4組。
若い夫婦や、
鎌倉に親を呼び寄せたいという方など、
いろんな人が見に来ましたが、
ネックになったのはやはり“崖”。
1組のご夫婦は、
内覧のときに崖の写真を撮って、
その場でご主人がスマホで「崖地 危険度」と検索していて、
なんだか居心地が悪かったのを覚えています。
後日、
「ご両親から反対されて…」とお断りの連絡がありました。
2か月目に入り、
担当さんから「価格を少し調整しましょう」と言われ、
2,230万円に変更。
同時に、
管理組合で過去に実施した擁壁点検の報告書をコピーして、
内覧の方にお渡しするようにしました。
これでだいぶ反応が変わりました。
査定については、
最初の段階で2社にお願いしました。
A社は2,000~2,100万円とかなり渋め。
「崖条例の対象になると買い手が限られます」とのこと。
B社は2,200~2,300万円で、
「崖に背を向ける形でリビングがあるので、
生活していて圧迫感は少ないですよ」と、
実際の住み心地を踏まえたコメントをしてくれました。
私は、
説明が具体的で安心感のあったB社にお願い。
担当の女性が、
「私も小さいころ崖のある家に住んでたんですよ」と話してくれて、
少し肩の力が抜けました。
最終的な買主さんは、
鎌倉駅近くでお店をやっている女性の方で、
「職場から歩いて帰れる距離で、静かなところがよかった」とのこと。
崖についても、
「緑が見えるからむしろ落ち着く」と言ってくれて、
こちらが拍子抜けするくらいあっさり決まりました。
振り返ると、
傾斜地や崖地の物件は、
不安材料を隠そうとするより、
検査報告書や管理状況をオープンに見せた方が
安心してもらえるんだなと実感しました。
「崖だから売れない」と思い込みすぎず、
ちゃんと理解してくれる人に出会えるまで
少し待つ余裕があると、
結果的に納得できる売却につながると思います。
鎌倉市の傾斜地の家はいくらで売れる?価格相場と口コミから分かる高く売るコツ

鎌倉市の傾斜地の家は、「売れないんじゃないか…」と不安に感じる方も多いですが、実は条件が合えば平坦地とあまり変わらない価格で売れるケースもあります。
一方で、建物の状態が悪かったり、車が入れない立地だったりすると、想像以上に価格が下がることもあります。
つまり、鎌倉の傾斜地は「安く買われがち」な家と「景観プレミアムで高く売れる」家の差がとても大きいエリアなんですね。
この記事では、鎌倉市の傾斜地物件のだいたいの価格帯や、どんなポイントが評価されやすいか、実際の口コミ・事例から見える注意点までまとめていきます。
「うちの家はいくらぐらいで売れるの?」と気になっている方は、ぜひ目安として参考にしてみてください。
鎌倉市の傾斜地物件の売却価格相場と評価されやすいポイント
鎌倉市の傾斜地の家は、エリア・眺望・道路状況などで相場がかなり変わりますが、ざっくりしたイメージとしては、同じエリアの「平坦地の相場」から10〜30%ほど下がることが多いです。
ただし、
・海や山を一望できる
・周囲に高い建物がなく、将来も眺望が守られそう
・南向きで日当たりが良い
といった条件がそろうと、平坦地とほぼ同水準、あるいはそれ以上の価格で売れるケースもあります。
鎌倉は「景色」「雰囲気」を重視して家を探す人が多く、
「毎日、海や緑を見ながら暮らしたい」
「観光地に近いけど、少し高台の静かな場所がいい」
というニーズが強いエリアです。
そのため、
・駅から徒歩15〜20分程度でも、眺望と環境が良ければプラス評価
・多少の坂や階段があっても、シニア層ではなく“鎌倉暮らし”に憧れる30〜40代のファミリーに刺さる
といった傾向があります。
逆に、価格が下がりやすいポイントとしては、
・前面道路が狭く、車の出入りが難しい
・古い擁壁で、耐震性に不安がある
・大雨のときの土砂災害リスクが高いエリア
などが挙げられます。
こうした条件は、買主がローンを組む際の審査にも影響しやすいので要注意です。
評価されやすい傾斜地のポイントを整理すると、
・南向き・眺望良好・日当たり良好
・宅地へのアプローチが安全で、あまり急すぎない
・擁壁や排水設備などの書類・図面が残っていて、安心感がある
・庭やテラスなど、傾斜を活かした“楽しめるスペース”がある
といった点です。
これらをきちんと不動産会社に伝え、「傾斜地=マイナス」ではなく「鎌倉らしいロケーション」という見せ方をしてもらえるかが、売却価格を左右してきます。
実際の口コミ・事例から見る「売れやすい傾斜地の家」と高く売るための注意点

実際に鎌倉で傾斜地の家を売却した人の口コミを見ていると、「思っていたより早く売れた」パターンと「長期戦になって値下げした」パターンがはっきり分かれています。
まず、売れやすかった家の共通点としては、
・海や街並みが見える写真をたくさん掲載していた
・階段や坂道について、正直に説明しつつも「運動になる」「静かで落ち着いた環境」と前向きに紹介していた
・建物や擁壁の点検、境界確認などをあらかじめ済ませ、買主の不安を減らしていた
といったものがあります。
口コミでも、
「実際に見に行ったら、写真以上に眺めがよくて即決した」
「坂は大変だけど、その分、静かで落ち着いた暮らしができそうだった」
など、“傾斜地ならではの価値”に魅力を感じて購入した声が多いです。
一方、売却に苦戦したケースでは、
・道路が狭く、車が入れないのに、その説明が不十分だった
・擁壁の図面や検査済証が見つからず、買主が不安になって購入を見送った
・土砂災害警戒区域にかかっていることを、内見の段階で初めて知られ、信頼を失った
といった口コミが目立ちます。
傾斜地の家は、「後からマイナス情報が出てくる」と一気に印象が悪くなり、値下げ交渉の材料にされやすいのが特徴です。
そのため、高く売るための注意点としては、
・ハザードマップ、擁壁、排水などのリスク情報は先に開示する
・境界や越境、通行の権利関係をできるだけはっきりさせておく
・坂や階段の写真も含めて、現実的な生活イメージを伝える
・そのうえで、「眺望」「静けさ」「プライバシー」などのメリットを丁寧にアピールする
ことが大事です。
また、口コミから見えてくるのが、「傾斜地の売却経験がある不動産会社を選んだ方が、結果的に高く売れた」という声です。
同じ物件でも、
・傾斜地の見せ方を知っている担当者
・住宅ローンが通りやすい金融機関の情報を持っている担当者
かどうかで、反響数も成約価格も変わってきます。
鎌倉の傾斜地は難しい面もありますが、ポイントを押さえればしっかり評価してもらえる物件です。
口コミや事例をヒントにしながら、リスクを隠さず、魅力を最大限に伝えることを意識して準備していきましょう。


